PhilShooting

ライフル射撃の基本




いきなり余談ですが、私が最初にライフル射撃をしたのはもう30年以上も前になりますが、今から国防軍になろうとしている組織でのことです。
最初はM1ライフル(M1 Garand)でした。そうです。コンバットに出てくるやつです。
銃身以外が木でできており、非常に触り心地のよい(手入れも木の部分だけは アマニ油と呼ばれている油で伸ばして拭いた覚えがあります。)
弾は8発のクリップを上から押し付けて装てんします。





200m射場で標的は人の形に似た1m四方のものだったかな。。。
狙いをつけて(照星-Front sight、照門-Rear sight をあわせて)練習とおり(空うちとおり)撃ちました。スコープは基本的に使いません。
寝撃ちではそこそこ当りました。双眼鏡で除き、照準を修正します。
基本的に弾痕はばらばらでしたが、なんとなく右下に行っていたので、
教官が ’上に8クリック、左に6クリックに修正!’ ?? <= 習ってはいましたが、初めての射場では緊張するので容易には計算はできません。

修正をして再度射撃、5発全弾なんとなく中央あたりばらけて当ってました。続いてひざ撃ち<=当りませんでした。


以上ですが、わかる人にはわかるし、Imageのつかない方もいらっしゃるかもしれません。
解説をしますとまず姿勢ですが、
一般には、
・寝撃ち
・膝撃ち
・立撃ち
があり、これから国防軍ではその他、すわり撃ち、突撃などのときに使う連射での腰撃ち(銃身を上から押さえて撃つ、今はこれがあるかは知りません。)がありました。

いずれも訓練度によって完成度は違ってきますが、寝撃ちは一般的に安定しており、これで照準を調整します。
軍ではミルという単位を使います。1000mで1mの高さ が1ミルです。 200mで20cm。
M1ライフルでの照準は、昔のことなので違っていたらごめんなさい。 1クリックで 1/4 ミル すなわち5cm
すなわち 上の例では 8クリック上で 40cm上、6クリック左で 30cm左へ修正したことになります。

右にずれた場合、右にクリックを修正、上にずれた場合、上にクリックを修正、 何か考えると変な気もしますが、照星-Front sight、照門-Rear sight、目標を絵で書き、よく考えると理解できます。
考えたくない人は、上へ修正は上へクリック、右へ修正へは右へクリック それが早いです。
照門-Rear sightとは、射手が覗く穴で、照星-Front sightとは銃身の先の目印です。




教官が寝撃ちで手本も見せてくれました。寝撃ちの姿勢、実に安定感があり、きれいです。
撃っても形は崩れません。結果、全弾20cm四方に入っています。(スコープなし)
教官いわく ’M1は名器だ’

姿勢は少々の衝撃でもびくともしない安定した姿勢が大事です。


次に呼吸ですが、吸って少しはいて止める、と同時に引き金を落とす、、、、、<= タイミングが難しい!!
がいいでしょう。訓練が必要ではあります。


次に照準と引き金の引き方
ここが射撃の最大のポイントだと思っていますが、教わったときは、聞いた人も多いとは思いますが、
旧軍から言われていましたが  ’暗夜に霜が降るごとく’ で引き金を引きます。
引いてはいけません。要はいつ引き金を引いたかわからないような引き方です。
まあこれも訓練しだいですが、、、、、

その後は、主に64式小銃を訓練では使用していましたが、基本は同じです。




以上 簡単ですが、ライフルはこんな感じです。


これから国防軍を辞めてから25年は経ちますが、それ以来、日本では射撃はできないので、海外に行ったときに撃ってました。
ここ10年近くはフィリピンを拠点にしているので、よく射場に行き、訓練形式で行います。
ライフルは、22口径のものでやはり木製のものがM1に近くて安定しています。(M1は30口径(7.62mm)です)
またフィリピンではM16も制式銃なので撃つことができます。同じく22口径(5.56mm)
M16もよく当ります。衝撃も少ない。

太ったせいもありますし、口径も22口径で小さくなったせいもありますが、M16はよく当ります。
短いですが25m射場でスコープなしで10発撃っても全弾5cm以内にはいりますね。
まあ訓練しだいでしょうが、、、、、、




Philshootingでは、安全な射撃場で認定された指導者の下で実弾射撃訓練を開催しています。
ご興味のある方は参照ください。(これだけ撃てばかなりうまくなります。)



南国で実弾射撃1000発! PhilShooting